【僧侶が解説】葬儀費用を抑える為に注意すべき3つの項目
・費用を掛けない家族葬を行いたい。
・どうやって葬儀社を選んだら良いのかわからない。
・既に葬儀社を決めたけど、追加料金とか不安・・。
本記事は、この様な不安を抱える人に向けて
具体的な解決法・実践方法を
現役のお寺の副住職が分かり易く解説します
はじめに
葬儀費用を安くする為の方法は、
ネット検索をすると山の様に出てきます。
・複数の葬儀社の見積もりを取り比較する
・格安葬儀や、低価格プランのある葬儀社を選ぶ
・ネット検索で、価格の一番安い葬儀社を探す。
はっきり言って、こんな事では費用を抑えられません。
本記事では、「葬儀費用を抑える為の本質」を
3つの項目に分けて徹底的に解説します。
※難しい手続きは不要です。
カンタンに読める記事なので、最後まで見て下さると幸いです。
本記事の内容(目次)
1.葬儀社には、家庭事情を強く主張すべき
2.格安、最安値!等の価格設定に騙されてはいけない
3.葬儀プランに従ってはいけない
1.葬儀社には、家庭事情を強く主張すべき
費用を掛けずに葬儀を行いたいとき
皆さんはどうやって葬儀社を選びますか?
・紹介してもらった葬儀社を選ぶ
・地域の葬儀社を選ぶ
・ネットで見つけた安い葬儀社を選ぶ
葬儀社の選び方って、このぐらいだと思いますが
結論から言いますと、
どの葬儀社を選んでも、葬儀費用は掛かります。
じゃぁ、どんな葬儀社選びをするかと言いますと、
遺族の意向を聞いてくれる葬儀社を選びましょう。
紫雲寺の檀家さんの中には、
・葬儀費用の値引きを交渉したが、
「セットプランなので変更出来ない」と拒否された。
・高額な葬儀費用は払えない旨を伝えた所、
「いえいえ、分割払いも出来ますよ」
と無理やり支払いを要求された。
等、苦い経験をし、後悔した方が沢山います。
この様に価格やプランを一方的に押し付ける葬儀社は
「遺族の意向を聞いてくれない葬儀社」です。
★遺族の意向を聞いてくれる葬儀社の選び方
手順1.葬儀社に問合せてみる
・自分で選んだ葬儀社に電話してみましょう。
・一社では無く、複数の葬儀社に電話しましょう。
※フリーダイヤルでは無く、固定電話に掛けます。
手順2.こちらの意見を強く主張しましょう
・身内だけの家族葬を行う旨を伝えます。
・こちらの経済事情をきちんと伝えましょう。
・プラン価格がある場合は、
プラン価格以上は出せない旨を伝えましょう。
・プラン価格がない場合は、
〇〇万円以上は出せない旨を伝えましょう。
以上の事をハッキリと伝えた上で、
こちらの意向を真摯に受け入れてくれる葬儀社
を選びましょう。
2.格安、最安値!等の価格設定に騙されてはいけない
よく、ネット広告や路上広告で、
格安!家族葬プラン〇〇円から~
等の看板を見かけた事はありませんか?
一見、価格も安そうで、費用も掛からないのかな?
と思ってしまいそうですが
セットプランには、大きな落とし穴があります。
セットプランには含まれない項目がある?
「プラン価格以上の追加費用を請求された!」
というのは、大体この場合が多いです。
セットプランに含まれない代表的なもの
・湯灌(ゆかん)6万~10万
・初七日の会場使用料 3万~5万
・お斎代、その他の飲食費 5万~10万
・火葬料、火葬場控室使用料 2万~3万
・火葬場までの送迎バス 2万~3万
などは、セットプランに含まれない事が多いです。
安易に、広告の文言を信用しない方が良いです。
プラン選びや価格選びは慎重に行いましょう。
★プランを検討する場合の注意点
・プランに何が含まれているのか明確にしましょう。
・プランに何が含まれていないか明確にしましょう。
・こちらの要望を葬儀社にきちんと主張しましょう。
価格の内訳を明確にしているサイトは良心的です。
反対に、
価格の内訳を曖昧にしているサイトは要注意です。
3.葬儀プランに従ってはいけない
前の章で、葬儀費用の値引きを交渉した所、
「セットプランなので変更出来ない」
と拒否された事例を挙げましたが、
正直、プランが設定されている場合でも、
不要な項目はカットするべきだと思います。
しかし、ほとんどの葬儀社は、
いきなりプランの項目をカットしようとしても
要望を聞いてくれる事はありません。
これが出来る葬儀社は、最初にも上げた通り、
「遺族の意向を聞いてくれる葬儀社」です。
★セットプランの中でも不要な項目
・司会者
・斎場までの案内看板
・会葬御礼
・その他、華美な祭壇、棺、供花、骨壺など。
以上の項目は、一般葬儀の際には助かりますが
家族葬や質素に行う葬儀の場合は不要です。
ただし、これらの項目を、単純に
「不要なので除いてください」と言うだけでは
費用はそこまで変わりません。
不要な項目をカットしたい場合は
項目をカットした場合、どれだけ費用が下がるのか
を明確に葬儀社に教えてもらいましましょう。
本記事のまとめ
身内が亡くなった時は
喪主や家族は必ず慌てます。
そして、
深い悲しみに浸ってしまいます。
そこに葬儀社が入っていき、放心状態のまま、
葬儀社の言う通りに葬儀の段取りが進みます。
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※問い合わせ例文(電話の場合)
家族葬を希望しています。
参列人数は親戚含め15人程です。
通夜振る舞いや精進上げはしませんが、葬儀前のお斎は15名分希望します。
故人はお金を残していないし、家族は年金暮らしなので、葬儀にお金をかける事が出来ません。
小さな会場、祭壇、装飾、棺、骨壺で構いません。
予算は50万円以内に抑えたいです。
それ以上は出せません。
よろしくお願いします。
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※問い合わせ前の確認事項※
・セットプランの有無、価格表
・葬儀社の実績、クチコミ
【ブログ執筆者プロフィール 】
・高野山真言宗紫雲寺 現役の副住職
(高野山大学卒業、高野山専修学院卒業)
・檀信徒と日頃から関わり、毎日の檀家参り、回忌法要、葬儀を行う
・YouTubeやInstagramを使って、SNSで情報発信を行っている
住所:福岡県北九州市八幡西区香月西2-4-36
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