地蔵菩薩 六道を巡る救いの仏様

梵名:クシチガルブハ
真言:オンカカカビサンマエイソワカ
意訳:唵、ハハハ(笑声)稀有なる徳を有する

   御身よ、成就。

【写真】

滋賀県長浜市 時宗 木之本地蔵院 
地蔵菩薩大銅像【日本三大地蔵】


【像容】

頭を丸めた修行僧の姿で、釈迦と同様に

簡素な衣を着けますが、菩薩であることより首飾り

瓔珞などで荘厳されることもあります。

錫杖と宝珠を持っている姿が一般的です。 

延命地蔵は半跏像、あるいは片脚踏み上げの姿勢をとります。

【説明】

 お地蔵さま、お地蔵さん、と呼ばれ、庶民の間

でも親しまれ、馴染みの深い仏様です。

峠道・田んぼ道・道端で見かける石仏の

圧倒的多数は、この地蔵菩薩で、その姿に出会うと

つい手を合わせて拝みたくなるのも、

お地蔵さまのもつ性格のゆえであります。


 地蔵菩薩には、仏教の始祖の仏陀が入滅された

後の五六億七千万年後に兜率天 (とそつてん)

より弥勒菩薩が救世の仏としてこの世に出現されるまで、釈迦にかわって

衆生を地獄の苦しみから救済し、

導こうという誓願があります。


地蔵菩薩の「地」は、土地に種子をまけば花も実も

生長するように、万物の生ずるところであること

を表しています。また、「蔵」はそうした万物を

蔵するところであるとされています。

すなわち、地蔵菩薩の名前は「すべての衆生を

救済する偉大な功力を蔵すること大地のごとし」 

という意味から地蔵と名づけられています。


 また地蔵菩薩は、単独の像としてお祀りされる

ばかりではなく、地獄・餓鬼・畜生・修羅・ 人・天

のいわゆる六道の世界までその功徳力が及ぶとされ

六道のそれぞれを象徴して 「六地蔵」と称される

六体の地蔵がお祀りされているのも特徴です。


 お地蔵様の真言「カカカ」というのは、お地蔵様の

笑い声とも言われています。いつどんなところでも

困っている人を見つけたらお地蔵様は、

笑顔で救いの御手を差し延べて下さいます。

人は、楽しい時、嬉しい時に笑顔が出ます。

反対に言えば、笑顔を出せば、楽しくも

嬉しくもなります。作り笑顔は人間だけが出来る

特別な思い遣りであると思います。


笑顔は自分だけではなく、

周りの人にも伝わっていきます。

笑顔は世の中を幸せにする力を持っています。


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ブログ筆者プロフィール

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山本密雄

1992年福岡県北九州市生まれ

高校卒業後、18歳から修行の地、和歌山県高野山へ。以後5年間、高野山の寺院で修行を重ねながら、高野山大学に通う生活を送る。

21歳の時、高野山専修学院に入学。真言宗の僧侶資格「阿闍梨」位を取得。真言僧侶となる。

大学卒業後、地元に福岡に帰り、高野山真言宗紫雲寺に帰山。

以後、お寺の維持管理や檀家参りを行いつつ、御詠歌・声明の布教活動に今日まで携わってきた。

現在は、地元の詠歌青年会の一員として、全国の御詠歌公演に出仕したり、日々御詠歌の布教活動を行っている。

  

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住所:福岡県北九州市八幡西区香月西2-4-36

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                              紫雲寺副住職 山本密雄

                                      合 掌

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