【真言宗お経】 理趣経 切々経 全段~紫雲寺本堂内にて

【真言宗お経】 理趣経 切々経 全段~紫雲寺本堂内にて




1.理趣経とは

1-1.松長有慶著『理趣経に聞く』第一部「欲を大きく育てる」より抜粋。

真言宗の常用経典である『理趣経』を読誦致しました。理趣経の正式名称は『般若波羅蜜多理趣百五十頌』と言い、『金剛頂経』十八会の内の第六会にあたる『理趣広経』の略本に相当する密教経典であるとされています。

欲望を制御したり、それにひたりきり、そしてその空しさの自覚を通じて欲望を超えるのではない。欲を頭から否定せずに、欲の向かう方向を転換させる。

 『理趣経』の初段には、十七の代表的な欲望が列挙され、それらが本質的には清浄であると説く。清浄とは何か。それは欲望充足の中心を自己に置くのではなく、他人に向かわせることを言う。人間の抱く欲望の対象が、なによりもかわいい自分ではなく、それのもつ生得的なエネルギーを、他の為に向かわせる。これは欲望の積極的な活用法である。(※中略)この欲望の方向転換は現実にも、受け入れられやすい。

 この経典の最後の第十七段には、この問題の最終的な締めくくりとして、真言行者のあるべき姿が、五段階に分けて記述されているが、その掉尾は、人間の生得的にもつ欲望のエネルギーを、衆生救済に向かわせる記述で締めくくっている。欲望を大きく育てあげる、これが現代社会にあっては、最も現実的な欲望の処理方法といえるのではなかろうか。

※松長有慶著『理趣経に聞く』第一部「欲を大きく育てる」より抜粋。

1-2.※出典:理趣経とは フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この経典は『般若波羅蜜多理趣品』(原タイトルは『百五十頌般若』)とあることから、般若部の経典とされているが、内容的に見れば方等部の密教経典群に位置するという見方もある。理趣とは、道筋の意味であり、「般若の知恵に至るための道筋」の意味である。他の密教の教えが全て修行を前提としている為、専門の僧侶でないと読んでもわからないのに対し、『般若理趣経』は行法についてほとんど触れておらず、一般向けの密教の入門書という位置づけだと考えられている[2]。

真言宗では、18会からなる『金剛頂経』系テキストの内、読誦の功徳を強調する『理趣経』を毎日の勤行で唱えるのが習わしである。『大日経』や『金剛頂経』に含まれる他の教典には、読誦の功徳の記述が無いので、常用経典として用いない。これは、他の教典は、ほとんどが密教の行法の解説であるからであるとも松長有慶は考えている[2]。真言宗では、伝法灌頂までの修行や教学にて『大日経』や『金剛頂経』の教義を習得する。

普通、経典は呉音で読まれるのが一般的であるが、真言宗では『理趣経』が日本に伝来した時代の中国語の音から漢音で読誦する。例えば、経題の『大楽金剛不空真実三摩耶経』は「たいら(く)きんこうふこうしんじ(つ)さんまやけい」(カッコ内は読経時には読まない。呉音読みなら「だいらくこんごうふくうしんしつさんまやきょう」となる)と読み、本文の最初の「如是我聞」は他のほとんどの経では呉音読みで「にょぜがもん」と読むが、『理趣経』では「じょしがぶん」と読む。俗に、内容が性的な境地も清浄であるという誤解を招きやすい内容なので、分からないように漢音で読誦するともいわれていたが、松長は漢音使用の政府の命令に従っただけであろうと考えている[2]。

※出典:理趣経とは フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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山本密雄プロフィール

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1992年福岡県生まれ

高校卒業後、19歳から修行の地、和歌山県高野山へ。以後5年間、高野山の寺院で修行を重ねながら、高野山大学に通う生活を送る。

21歳の時、高野山専修学院に入学。真言宗の僧侶資格「阿闍梨」位を取得。真言僧侶となる。

大学卒業後、地元に福岡に帰り、高野山真言宗紫雲寺に帰山。

以後、お寺の維持管理や檀家参りを行いつつ、御詠歌・声明の布教活動に今日まで携わってきた。

現在は、地元の詠歌青年会の一員として、全国の御詠歌公演に出仕したり、日々御詠歌の布教活動を行っている。

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